宇野亜喜良 60年代ポスター展 2
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このとき、うれしい事がありました。
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会場であるビルの一室に入り、進もうとすると、
「入場料お一人様300円頂きます。」とのこと。
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あ、そうか。
忘れてたわけではないけど・・・・忘れてました。
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百円玉がいっぱいあったはず・・とか思いつつ、
財布を出し、妻の分とで600円を払おうとゴソゴソと小銭を数えてたら、
トントンと誰かが腕を叩きます。
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ん??
見ると、知らない女性が・・。
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・・え?
「1枚・・。」
え・・?
「1枚だけ・・。」
小さい声で、そう言って俺にチケットを1枚渡します。
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・・!・・あ、そういうことか・・。
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ありがとうございます。
と、お礼を言い、受付で300円とチケットを出して入場しました。
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その女性は帽子を被って、下を向いているので顔は見えません。
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もう一度、お礼を言い、先へ進みました。
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ホッコリとした、イイ気分で過ごせました。
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ありがとうございました。