COMICS ムーたち

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もう、２０回以上は、読んだかな。

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ムーたち　全２巻　榎本俊二　（５巻くらいまで、やってほしかったな）

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父　ミノル　と　小学生の息子　ムー夫を中心に繰り広げる・・

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・・・ん〜・・形而上的漫画といえばいいのか・・。

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奇妙な美術館や・・

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少し不安でシュールな夢の中で・・迷子を楽しむ感覚

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うかうかしていると・・

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アートが忍び寄って来るんです。

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自分にとって、デ・キリコやダリやエッシャーの作品を楽しむ感じに似ています。

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初めて読んだ時に・・

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「この感じ」・・何て言えばいいんだろ・・と、考えながら、読んでいました。

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すると・・・

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漫画の中に一度だけ、「郷愁感」という言葉が出てきました。

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「ああ、それだ」と、思いました。

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奇妙で心細い郷愁感

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それが漫画全体に横たわっています。

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それが心地イイんです。

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この親父ミノルは、息子ムー夫に対して、絶対に否定したり、叱ったりせずに

独特のスタイルで接しているところが素晴らしいです。

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あと、親父ミノルは、ほぼ一コマ毎に身体や顔の形状が変わります。


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これからの秋の夜長にうれしい漫画です。

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（続編とか、やってくれないかなあ）

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